2011年 11月 04日
思い出したこと。
結構、こういったのが好きなので見ることが多いです。
勘三郎さんは、昨年、耳の難聴で舞台を休み治療と休養をしていました。
私が通っている同じ附属病院の耳鼻科の教授が担当されていたみたいです。
難聴による体調の悪さに、四六時中なり続ける耳鳴り・・・。今も闘っておられます。
これは、耳の病気をした人にはわかるでしょうが、この体調不良に耳鳴りは本当に辛いです。
今も、こうしてキーを打つ私の耳は耳鳴りが続いています。
復帰に向けて体力を戻すためにトレーニングに励みながら、インタビューに
「(病気の症状と)うまくつき合っていくしかないでしょ」と、テレビで言っていました。
そうなのです。まさしく。
うまく付き合っていくしかないのです。
私が手術入院した時に、教授回診があり、その病棟階に診察室がありそこまで患者が行くのですが、
耳鼻科の教授も診察します。(私は、頭頚外科の方だったのです)
術前と、術後に2度ほど、その教授に診ていただいた時、
術前に『必ず治りますよ。これはね、あなたが悪いわけではなく、体質だったりするからね』
と、優しく言ってくれました。不安で一杯だった私は涙ぐんでしまいました。
そして、術後の時は『よかったですね。今、ここに付いている耳を大事にしてあげてください。』
と・・・。すごく物腰の優しい先生だったのを覚えています。
その時の私の側頭部と耳はまだ、ガーゼで覆われていて、どんな状態かわかりませんでした。
のちにガーゼが外れた時の顔の側面と耳を見た時の耳介の色に二度大きなショックを受けました。
大きく凹んだコメカミ部分、紫色の耳(耳介)・・・・。
耳は徐々時間をかけて色が薄くなり、のちに肌の色となりました。
母が術後の耳介の色を見た時は、あまりにも色の悪さでビックリし「このままの色だったらどんなに可哀想だろうと」思ったそうです。
術前の説明では、耳介の下半分が無くなる話でした(その時は想像もつかない・・)が、
出来上がった耳はきちんと耳介が耳たぶまでありました。
結構上の外側にピアスの穴を開けていたのですが、その穴が耳タブの付け根辺りまで下がっていました。本当に、上手に作りなおしてくれたのだと形成外科の先生に感謝一杯です。
なので、耳鼻科の教授はそんなことも含めて、「大事にしてくださいね。」と言ってくれたのですね。
ちょっと、テレビを見ていて、そんなことを思い出したので書いてみました。
by noriko0113
| 2011-11-04 23:21