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キモチ・・

頭を整理する間もなくもう、年も明け立春も迎え過ぎてしまった。
季節は冬から早春へと向かおうとしているけれど、今朝は関東南部にも久々に雪が舞った。

体調は、その後良くも悪くもなく同じような状況が続いている。
さすがに昨日は低気圧の関係か、どうにも調子が悪く仕事を途中で早退した。
恵まれたことに、職場の上司が私の病気(病歴?)と今の状況を把握してくれているので
そんな状態の時は本当に助かる。

もちろん、普段は幾分の不調であっても、薬を服用しながらもどうにか定刻にこなしている。

こういった体調については、下の記事にいくつか書いたけれど、未だに何か動くということをしていない。
このままでいるしかないんじゃないかという気持ちと
少しでも良くなるなら。。という気持ちとの葛藤がココロの中にある。
例えば、痛みを我慢するタイプと、口に出して吐き出すタイプとがあるなら
きっと私は前者なのだと思う。

今の主治医に逓信病院への診察の話をメールにて相談するか、次回の3月の診察で話すか・・・
紹介状が必要なためにそれすらまだ、悩んでいるのだ。
今年の厳冬でよってこんな調子じゃないのかと思わせようとしている自分と
もう、術後丸4年同じ辛さを味わっているのであるから少しでも状況が変わるなら動いてみるべきなのではないか・・という自分と。
そう、元に戻ることは決してないし、他院の診察を受けても何の変化もないかもしれない。
でも、自分の体、自分がどうにかしなくてどうする。
痛みは他人には伝わらないし、あと何年生きる?ずっとこのままでいのか・・・。
行ったり来たり、それ以上に、毎日がやっとの生活でそこまで行けるゆとりもないのかも・・。
ただ、逓信病院のペインクリニックの話を受けたときに、
もしかしたら先の光がみえたのかも・・と思った瞬間一時期体と気持ちがスッと軽くなった感覚を覚えたのも間違いはなかった

・・・といいつつも、時間的に相談するとすればきっと次回の診察にて話すことになると思う。

最近、思うのは・・・
今更ながら術後から4年半生きていくことが出来た・・・。
あと何年生きられるだろう。
もちろん、きっとこれから先も平然と生きていくのだろうけれど
それでも、やはり、一度リセットを味わった者だけが感じるものなんだと思う。
誰だって先のことはわからないし、何時何処で病気や怪我をするかも人生すら左右される場面に出会うかは、もちろんわからない。
それでも、やっぱり違うんだと思う。

献血をしたことがあるだろうか・・。
街頭で献血センターの人たちが声をからしてお願を呼びかけている。
私は結婚したばかりのころに一度だけしたことがある。
一度だけ・・・というのは、その後は何度かトライしたけれど血液の比重が軽くて出来なかった。
その一度も、200mlの献血に凄い時間がかかった苦い思い出だ。

病後、自分の血液成分も知りたかったので主人と献血センターへ出向いたことがあった。
そこでの問診で見事に引っかかり、生涯献血は出来ないという登録抹消というショックな経験を味わった。
私が無知だったのかもしれないけれど・・・・
‘がん‘になった人、‘抗がん剤‘による治療を受けた人は献血をすることができないのだ。
がんという病、抗がん剤投与によって血液や体の細胞が破壊されているのだ。
いくら完治をしたとしても、一度壊れたものは戻ることはない。

献血センターのHPにも、献血出来ない人の中にしっかり書かれたいた。
偽って、献血することはできない。
自分が輸血を受ける立場なら尚のこと、そうであろう。
健全な人からの輸血を受けたい。
実際、私がインフォームコンセントにて医師から「もし出血した際は、多量の出血となる可能性があるために、その際は輸血また人口止血糊をしようすることになります」と言われた。
当然、その時は、受けなくてはならないが、やはりそうなったら健全な人からの血液が欲しい。
そう思うのは、当たり前のことだろう。

献血会場の傍を通るたびに、とても悲しいキモチになる・・・。

壊れた細胞、血液・・・を持ち合わせた自分があとこれから先、きっと何年生きることが出来たと
またきっと、振り返る時が訪れると思う。

今、歌舞伎役者の中村勘三郎氏が大変辛い思いをして入院している。
自分も耳の病気だったから、病気が違っても同じ部位の患者としてはココロが痛い。
一日も早く元気に回復されて舞台で活躍されることを祈る。
テレビで病気の説明をされていた耳鼻科の教授は、入院時の回診時に何度か診ていただいた先生だった。
実はとても偉い先生だったのだ。
私は頭頚部外科(耳鼻科)だったので教授が違ったけれど・・・(こちらも凄い先生だけど)
とても、優しくて穏やかな先生だったなぁ。
その後は、診察日に何度かお見受けしたきりだったけど・・・。
テレビで拝見しても、あの優しい印象のままだった。いつまでもお元気で活躍されますように。
by NORIKO0113 | 2011-02-09 17:35

日常なかで、その日、その時に感じたこと・・ココロの扉を開けてみる 2006年右耳外耳道癌の手術をし 2011年無事に5年を迎えました。現在、手術後遺症:末梢神経障害による痛みと闘い治療中。

by noriko0113
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